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もっと知ろう!ジェネリック医薬品のこと

ジェネリック医薬品とは?
ジェネリック医薬品は新薬に比べて開発に要するコストがかからないため、新薬と同じ有効成分でありながら、新薬に比べて低価格で提供することができます。
※薬によっては、価格の差が小さく薬代があまり変わらない場合があります。
ジェネリック医薬品が発売されるまで
![[基礎研究機関(2~3年) 被臨床試験期間(3~5年) 臨床試験期間(3~7年) 再審査期間(8~10年)]特許権存続期間(最長で特許出願から25年) 特許権存続期間が切れるとジェネリック医薬品(後発医薬品)](../img/about_iyakuhin/about_iyakuhin2.jpg)
医薬品の特許とは?
有効成分に対する「物質特許」、製造工程に対する「製法特許」、物質の用途に対する「用途特許」などがあります。
新薬は、長い研究期間をかけて新しい成分の有効性・安全性が確認された後、国の承認を受けて発売される薬です。
ジェネリック医薬品に変更できますか?
ただし、ジェネリック医薬品のない新薬や薬の種類によっては、ジェネリック医薬品に変更できないことがあります。
また、特定の薬剤について変更不可と記載されている場合はその薬を変更することはできません。
ジェネリック医薬品のいろいろ
もちろん、飲み薬だけでなく点鼻薬や点眼薬など外用薬もいろいろ工夫されているものがあります。
ジェネリック医薬品に変更したい場合

薬局に処方せんを提出する際に、ジェネリック医薬品に変更したい旨を伝えましょう。
ジェネリック医薬品に変更可能な処方せんの場合であれば変更してもらうことができます。
※ジェネリック医薬品のない新薬やお薬の種類によってはジェネリック医薬品に変更できない場合があります。
![方法2 「お試し調剤」を活用 [1回目の調剤 ジェネリック医薬品を調剤(短期間)] [2回目の調剤 引き続きジェネリック医薬品を調剤 ※もしも不都合な点があった場合には、変更前の先発医薬品(新薬)を調剤]](../img/about_iyakuhin/about_iyakuhin6.jpg)
「お試し調剤」は、まずお試し期間として短期間ジェネリック医薬品を調剤してもらい、お試し期間が終了した時点で体調の変化や副作用がなかった場合には、そのままジェネリック医薬品を続けます。何か不都合な点があれば、変更前の先発医薬品(新薬)に変更することができます。
※ジェネリック医薬品に変更可能な処方せんにおいて、先発医薬品(新薬)を初めてジェネリック医薬品へ変更して調剤する場合に利用できます。
お試し調剤」で気をつけてもらいたいこと

返却してもらった処方せんは、次回も必要なものです。
お薬手帳に挟むなど工夫して大切に保管しましょう。

指定された日までに薬局に行かなければ、処方せんに書かれた日数分のお薬を調剤してもらえなくなりますので注意しましょう。

効きが悪い、効きすぎているといった変化を感じたり、服用前にはなかった症状が現れた場合には、すぐに医師や薬剤師に相談しましょう。
公園前薬局(東京都)薬剤師 堀 美智子 先生
