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高尿酸血症について

高尿酸血症とは?

個人差がありますが、一般的にいわれているのは尿酸の8〜9割が体の中のプリン体から合成され、残りが食事で摂取したプリン体からとされています。 尿酸は尿や便から排泄されますが、体の中で尿酸が作られすぎること(産生過剰)や体の外へ捨てられる量が少なくなること(排泄低下)が、尿酸値を高くする原因です。
ポイント2-治療方針は?
高尿酸血症とは、体の中に「尿酸」という物質が増え、そのまま放っておくと関節や腎臓などに結晶としてたまっていく病気です。血清尿酸値が7.0mg/dLを超えると黄信号で、さらに8.0mg/dL以上ある場合は、痛風発作がいつ起こってもおかしくない赤信号状態といえます。症状がないからといって放置していると、発作を引き起こすだけでなく、腎臓の働きが悪くなってしまいます。また、脳卒中や心筋梗塞などの危険因子ともなります。
それを防ぐため、生活習慣の改善や薬物療法により、血清尿酸値を正常範囲まで下げ、コントロールすることが大切です。

高尿酸血症と診断されたら…食事(1)

尿酸のもとであるプリン体が含まれている食品
プリン体という尿酸のもとが含まれている上記のような食品を、続けて多く食べないようにしましょう。 また、煮ると煮汁に移るので、肉類は煮て調理し、煮汁を飲まないようにするなど調理上の工夫も大切です。

高尿酸血症と診断されたら…食事(2)

バランスの良い食事、十分な水分摂取、尿をアルカリ化する食品の摂取を心がけましょう
健康を維持するためには、バランスのよい食事が基本となります。
また、アルコール以外の水分を十分にとり尿酸を尿といっしょに排泄することも大切です。運動して汗をかき脱水になると血中の尿酸値も上がります。スポーツ飲料などの水分補給を忘れないようにしましょう。尿のpHと尿酸結石の形成とは関連があることから、尿のpHは6〜7に保ちましょう。そのためには尿のpHを計る習慣をつけ、前日に食べた食品と尿のpHとの関係を知ることも大切です。
1日の飲酒量の目安を守り、休肝日を設けるようにしましょう
お酒には血液中の尿酸を増加させる作用があります。
また、特にビールは酵母を含むためプリン体を多く含むので注意が必要です。飲む場合には上記の目安を守り、休肝日(禁酒日)を週1〜2日以上もうけるようにしましょう。

高尿酸血症と診断されたら…運動

食後1時間以降にウォーキング、ジョギング、エアロビクス、水泳、サイクリングなどの軽い有酸素運動を継続して行いましょう
痛風の治療には運動は大切ですが、激しい運動は禁物です。食後1時間以降に軽い運動を継続して行います。 運動前・運動中に水分(アルコール以外。スポーツ飲料はクエン酸などを含み、尿のpHを上げ尿酸が溶けやすくなるのでお勧めです。)を十分とりながら、上記のような有酸素運動を行いましょう。肥満解消にも効果的です。
【監修】医薬情報研究所/株式会社エス・アイ・シー
公園前薬局(東京都)薬剤師 堀 美智子 先生